おなじみのバナナは代替種のクローン!!(書評)

昨年から今年にかけて、北海道のジャガイモが不作でポテトチップスが品薄になったことは記憶に新しい。台風による一時的な影響だったが、本書で紹介される食糧危機はそんなものではない。 続きを読む

  • 新潟発、市民政治の極意書(書評)

    新潟といえば、田中角栄を生んだ保守王国である。田中が創った電源三法で日本中に原発が54基も建設され、新潟には世界最大の柏崎刈羽原発が建つ。他方、日本初の住民投票で巻原発を撤回に追い込み、プルサーマルも刈羽村の住民投票で取りやめさせた。そして今、福島第一原発事故を引き起こした東京電力の「生命線」が柏崎刈羽原発であり、その再稼動の是非は選挙のたびに最大の争点となる。 続きを読む

  • 原発1号機の冷却失敗は氷山の一角(書評)

    2011年3月11日の事故発生から福島第一原発の免震重要棟に陣取り、死を覚悟しつつ事故を収束させた故吉田昌郎所長は、海外からも「フクシマ50人のリーダー」と称えられたヒーローとなった。 続きを読む

  • クルマを不便にし、道路を暮らしの空間に(書評)

    仕事がら全国各地の地方都市をよく訪れるが、その地の風土の面白さの前に「廃れ感」が気に掛かる。金太郎アメのようなファーストフード店やコンビニに消費者金融が並び、そのスキマを時間貸し駐車場とシャッター街が埋める。 続きを読む

  • 自らの選択を肯定することが幸せに(書評)

    今、デンマークが熱い。

    玩具のレゴやチボリ公園は以前から有名だが、今や「世界でもっとも幸福な国」として注目を浴びる。税金は高いが、社会的にも平等で階層がほとんどなく「アメリカよりもアメリカンドリームを実現しやすい国」とされ、創造的で変革に富む企業競争力の高い国として知られる。 続きを読む

  • 当代一線の論者が原発問題群の「今」を一望(書評)

    日本の原子力政策は、いろいろな問題を誤魔化し後回しにしてきた「出来の悪い小学生の夏休み最終日」状態だった。そこに福島第一原発事故が起きて、カオスの2乗のようになっている。 続きを読む

  • 「1%」の人々が気候変動の危機を食いものに(書評)

    福島第一原発事故が起きた2011年に、著者の前著「ショック・ドクトリン」が邦訳された。「火事場泥棒の資本主義」という意味だ。人々が大災害や危機に遭って呆然と立ち尽くしているスキを狙って、「1%」の独裁権力や大資本が危機を食いものにし、危機を都合良く利用してきた歴史をあぶり出している。 続きを読む

  • 原発立地による地域経済への恩恵は「神話」(書評)

    世界最大の原発が集中する新潟県の柏崎刈羽原発。新潟はいくつもの意味で、福島と「一つの組紐」のように絡まり合ってきた。 続きを読む

  • 安倍は「ストーカー男」のように原発に執着(書評)

    原発投資の失敗した東芝が上場廃止から解体に向かいつつある。福島第一原発事故を起こした東京電力は事実上破たんし国有化された。原発事故の避難者は置き去りにされ、20兆円から70兆円もかかる「廃炉」はおろか汚染水すら処理の目処が立たない。 続きを読む

  • “住宅貧乏”から抜け出す方法(書評)

    全身に使い捨てカイロを貼った裸の男が真冬の雪の中に出ていく写真に、いきなり驚かされる。日本の住宅の現実は、そういう状態だと著者は指摘する。この写真に限らず、副題に「省エネ住宅のプロも陥る25の勘違い」とあるとおり、本書を読むと目からウロコが25枚剥がされる。 続きを読む

  • 8年以内に化石燃料車は世界中で一台も売れなくなる(書評)

    ギョッとするタイトルだが、目次を見るとエネルギーの未来像を描いた本だと分かる。電気のデジタル化、スマートメーター、分散化、オフグリッド、電気自動車(EV)、IoTなどなど。 続きを読む