“住宅貧乏”から抜け出す法(書評)

全身に使い捨てカイロを貼った裸の男が真冬の雪の中に出ていく写真に、いきなり驚かされる。日本の住宅の現実は、そういう状態だと著者は指摘する。この写真に限らず、副題に「省エネ住宅のプロも陥る25の勘違い」とあるとおり、本書を読むと目からウロコが25枚剥がされる。 続きを読む

  • 8年以内に化石燃料車は世界中で一台も売れなくなる(書評)

    ギョッとするタイトルだが、目次を見るとエネルギーの未来像を描いた本だと分かる。電気のデジタル化、スマートメーター、分散化、オフグリッド、電気自動車(EV)、IoTなどなど。 続きを読む

  • 「想定外」を受け止め、希望の連帯へ(書評)

    ますます先が見通せない今日、明日を見通すための最初の一冊として「変態する世界」を取り上げたい。エロを期待した諸兄には残念だが、本書の「変態」とはカフカの「変身」(メタモルフォーゼ)と同義だ。 続きを読む

  • 核廃棄物最終処分場「科学的特性マップ」という失敗への道

    小泉純一郎元首相が「日本では核のごみの最終処分場は見つからない」とした問題提起に対する「答え」として「科学的特性マップ」が公表された。これは、当初のアプローチからして失敗への道が確定している。核のゴミ問題は、極めて難しい問題であり、政治社会的な問題であることを共通の理解として、丁寧にコンセンサスを積み上げることが必要なのだ。 続きを読む

  • デンマークに見る現代エネルギーデモクラシーの源流

    エネルギーと社会のあり方が分散型へと変化していくなかで、個別の取り組みを長期的な時間軸の中で体系的に位置付ける思想、哲学、コンセプト、アイデアなどを探るEnergy Democracy Salon。今回は「デンマークに見る現代エネルギーデモクラシーの源流」をテーマに、中島健祐氏(デンマーク大使館)と飯田哲也(環境エネルギー政策研究所)の対話をお届けします。 続きを読む

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  • 自然エネルギーを「選べる」社会へ

    日本の環境エネルギー政策は、「過ち」を繰り返し、「矛盾」を積み上げてきた。3.11東京電力福島第一原発事故は、その日本のエネルギー政策の「過ち」が積もりに積もった一つの帰結といえるだろう。 続きを読む

  • 3.11から「4年目の今」を俯瞰して – 地域からのエネルギー変革を

    日本中、そして世界中に衝撃を与えた「あの日」から4年が過ぎました。世界史的にも最悪級の未曾有の原発災害となった東京電力福島第一原発事故から4年目の「今」を俯瞰して、地域からのエネルギー変革を提案します。 続きを読む

  • 「筋の通った影響力で対抗」飯田氏に聞く〈下〉

    環境エネルギー政策研究所(ISEP)の飯田哲也所長のインタビューを続ける。 続きを読む

  • 「エネルギー共有知の蓄積」飯田氏に聞く〈上〉

    原発・エネルギーをめぐる議論は、福島第一原発事故前に戻ってしまった感がある。一度は国民的なテーマになったにもかかわらず、国の審議会では、まるで何事もなかったかのような主張が交わされている。なぜ、日本ではエネルギーをめぐる議論が深まらないのか。エネルギーに関する私たちの意識は、4年前に戻ってしまったのか。 続きを読む

  • 巻頭言:歴史への基層と未来への羅針盤をめざして

    「エネルギーデモクラシー」へようこそ

    3.11福島第一原発事故のあと、いったんは脱原発に向かうかに見えた日本は、その後、安倍政権の誕生を契機に、混迷を極め、一気に視界不良となりました。 続きを読む