
アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した、濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」で描かれていたのは、作家・平野啓一郎氏の「分人」の世界だった。 続きを読む
西嶋 能成

土曜夕方、仕事帰り。スーパーの駐車場で妻の買い物を車内で待つ。テレビのスイッチを入れ、TBS「報道特集」を観る。昨年からコロナ禍の日本で、10代、20代の若者の自殺が20%増加したニュースが流れる。 続きを読む
西嶋 能成

2018年秋、こまばアゴラ劇場で、ISEP所長の飯田哲也さんと劇団青年団『ソウル市民』『ソウル市民1919』の連続公演を観劇した。 続きを読む
西嶋 能成

2019年から20年への年明けは、ソウルで迎えた。思えば、コロナ騒動が起こる直前で、街は平安な空気に満ちていた。 続きを読む
西嶋 能成

コロナ騒動以降Apple TV+、Netflix、Amazon Prime などのサブクリプションのプログラムを観る時間が増えた。 続きを読む
西嶋 能成

先日、クロエ・ジャオ監督の長編デビュー作である前作「ザ・ライダー」をAmazonPrimeで鑑賞し、その感動の冷める間もなく、今年度アカデミー賞作品賞を受賞した「ノマドランド」を地元のシネコンで鑑賞してきた。 続きを読む
西嶋 能成

通っていたスポーツジムが、コロナ禍で休業したのをきっかけに、毎朝、庭の小さなテラスでヨガをするようになった。生まれつき「まな板」のように堅い身体で、ヨガモデルが示す理解不能なポーズに挑みながら、マット上に這いつくばって、一人、脂汗を垂らしている。 続きを読む
西嶋 能成

ある時代のある日、人はこの世に生まれ落ちる。
しかし、ある時点を境に、周囲とはちがう自分に気づく。 続きを読む
西嶋 能成

生物としてすべての人はいつか死を迎える。そして自明のことだが、死は決して敗北ではない。 続きを読む
西嶋 能成

あれは、いつどこだったかは忘れたが、飯田哲也さんがいつも担いでいる大きな黒いバックパックから、「西嶋さん、これ最高!」といいながら、やおら一冊の鶯色のハードカバーを引っ張りだした。 続きを読む
西嶋 能成