
今年もドイツのシンクタンク「アゴラ・エネルギーヴェンデ」が、ドイツの昨年の電力市場の特徴を年明けすぐに発表しました。レポート「電力分野におけるエネルギー転換:2016年の状況」をもとに、10のチェックポイントで2016年のドイツ電力市場で再エネになにが起こっているのかを見ていきましょう。 続きを読む
今年もドイツのシンクタンク「アゴラ・エネルギーヴェンデ」が、ドイツの昨年の電力市場の特徴を年明けすぐに発表しました。レポート「電力分野におけるエネルギー転換:2016年の状況」をもとに、10のチェックポイントで2016年のドイツ電力市場で再エネになにが起こっているのかを見ていきましょう。 続きを読む
前回の前編に引き続き、今回は後編として、日本の先渡市場がなぜ低調なのか、「ベースロード電源市場」がなくても卸市場を活性化するためにはどうすればよいのか、について議論します。 続きを読む
ドイツが推進するエネルギー転換 − 化石燃料と原子力から再生可能エネルギーへの転換 − における関心事の中で、系統安定のための再給電指令コスト(Re-dispatch cost)が新しい論点として浮かび上がってきています。このファクトシートは、それがなぜ起こり、誰が負担し、このコスト回避のためにどのような手法がとられてきたのかを示しています。 続きを読む
ドイツのシンクタンク「アゴラ・エネルギーヴェンデ(Agora Energiewende)」が、ドイツの2015年の電力市場のまとめを発表しました。昨年のドイツのエネルギー事情は、再エネを中心に歴史的な記録尽くしの1年となりました。このレポートからドイツの現状を見ていきましょう。 続きを読む
「ベースロード電源編」第2回です注1。前回は、世界では実はベースロード電源は既に消え去りつつある、ということを各国の系統運用の実測データを提示しながら例証していきました。また、その理由として再エネの大量導入が挙げられることを示唆しました。今回は、なぜベースロード電源消滅という現象が発生しているのかを解明していきたいと思います。まずは経済学的な考察を行います。今回のキイワードは「メリットオーダー」です。 続きを読む
マンハッタン研究所のメンバーが執筆した論文が「ドイツの失敗したエネルギー政策」から学ぶことがあると、影響力をもって主張しています。残念ながら、著者の分析にはいくつかの間違いがあり、それゆえに彼の結論の土台が弱まっています。 続きを読む