
細部よりも大局を – パリのCOP交渉は相変わらず古い難問に足を取られている。削減負担の押し付け合いや南北対立、資金を誰が負担するか等の問題だ。しかし細部よりも大局を見る必要がある。世界中で進行する大きな議論を見ていると、これまでにない強い意志が感ぜられる。それは脱炭素という新文明を目指す意思だ。 続きを読む
細部よりも大局を – パリのCOP交渉は相変わらず古い難問に足を取られている。削減負担の押し付け合いや南北対立、資金を誰が負担するか等の問題だ。しかし細部よりも大局を見る必要がある。世界中で進行する大きな議論を見ていると、これまでにない強い意志が感ぜられる。それは脱炭素という新文明を目指す意思だ。 続きを読む
去る9月、習近平主席の訪米の際、米中は共通するビジョンで温暖化防止に協力すると宣言した。そのこと自体、地球環境保護の点で大きな進展だが、エネルギー転換に乗り出した中国は米国にとって巨大市場。米国はそういう認識で中国を取り込んだのだ。 続きを読む
周知の通り、京都議定書では国別に削減キャップを設定し、政府が責任を持って自国の温室効果ガス排出を数量的に削減する。来年のパリの合意でも基本はそうなるだろう。実はこの仕組みが問題の根源だ。 続きを読む