パリ協定以降の原発

パリ協定採択とその後の流れの中で、原子力発電を温暖化対策の切り札として推進する動きがある。こうした議論は従来からあったが、福島原発事故以後の世界的な市場環境の変化の中でさまざまな疑問・警鐘が浮上している。主要な論者の議論からその内容を見ていこう。 続きを読む

  • 温暖化防止は「脱炭素新文明への巨大投資」

    細部よりも大局を – パリのCOP交渉は相変わらず古い難問に足を取られている。削減負担の押し付け合いや南北対立、資金を誰が負担するか等の問題だ。しかし細部よりも大局を見る必要がある。世界中で進行する大きな議論を見ていると、これまでにない強い意志が感ぜられる。それは脱炭素という新文明を目指す意思だ。 続きを読む

  • 気候変動交渉の新しい鼓動

    気候変動交渉をめぐる前提条件が急速に変化している。世界のビジネスリーダー、エネルギー企業や投資家は炭素価格の設定を求める声を強め、脱炭素経済を目指しつつある。また、米中の歴史的合意により従来の国家間対立の構図は変わりつつある。気候変動交渉の新しい鼓動を概観しよう。 続きを読む

  • 日本の電力技術は遅れている、と言われないために

    前回「日本の電力技術は遅れている、と言うべき日が来た」というタイトルのコラムを書かせて頂きましたが、多くの反響があり、筆者としても有り難い限りです。まずは広く情報発信と問題提起ができたという点では、予想以上の目的を果たすことができたと考えています。その多くが肯定的・建設的なご意見でしたが、反面、感情的な拒否反応も若干あったようです。 続きを読む

  • ドイツの「エーオン・ショック」でわかったこと(2)

    前回は、ドイツの大発電会社が再生エネの拡大について行けずに赤字に陥り、その一つのエーオンがついに原子力と火力発電を別会社に切り離し、再生エネを中心に据えることで活路を求めると発表したこと、また、欧米を中心に原子力発電が採算性を落としていることなどを書きました。 続きを読む

  • ドイツの「エーオン・ショック」でわかったこと(1)

    九電ショックの対策が、一部の予想通り既存の電力会社に有利な結果に終わろうとしていた12月初旬、ドイツの大エネルギー会社がショッキングな発表を行いました。 続きを読む