冷静かつ大局的に再考すべき「日本型容量市場」(2)

この間、河野太郎行革大臣が立ち上げた「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」の第1回目(2020年12月1日開催)において、タスクフォースメンバーによる意見書で「容量市場を凍結すべき」と真正面から批判された。また、当日の朝の小泉環境大臣の記者会見でも、「容量市場」に炭素基準等の必要性を述べるなど、容量市場を巡って政治的な大きな動きがあった。 続きを読む

  • 冷静かつ大局的に再考すべき「日本型容量市場」(1)

    9月に容量市場の初めての入札結果が公開されて以来、関連業界ではちょっとした「騒ぎ」になっている。大手一般紙もようやく取り上げたが、テーマ自体が難しく理解が広がっていないせいか、残念ながら世論に広がるまでは至っていない。 続きを読む

  • 新たなステージを迎えた世界の自然エネルギー

    いよいよ2020年になり、パリ協定がスタートすると共に自然エネルギー市場も世界的に2030年までの10年を見据えて新たなステージを迎えている。この10年間の世界の自然エネルギーの飛躍を振り返り、これからを展望する。 続きを読む

  • 40パーセントを越えた再エネによる発電 − 今、ドイツで起きていること

    年頭に久しぶりにドイツの話をしたいと思います。フラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所が、1月5日に発表した昨年のドイツの発電状況のまとめ速報(”Net Public Electricity Generation in Germany in 2018”)を取り上げます。テーマは「再エネ電力4割越えのドイツで何が起きているか」です。 続きを読む

  • 10のチェックポイントで見る2016年のドイツ電力市場

    今年もドイツのシンクタンク「アゴラ・エネルギーヴェンデ」が、ドイツの昨年の電力市場の特徴を年明けすぐに発表しました。レポート「電力分野におけるエネルギー転換:2016年の状況」をもとに、10のチェックポイントで2016年のドイツ電力市場で再エネになにが起こっているのかを見ていきましょう。 続きを読む

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  • 2015年のドイツの電力エネルギー総まとめ

    ドイツのシンクタンク「アゴラ・エネルギーヴェンデ(Agora Energiewende)」が、ドイツの2015年の電力市場のまとめを発表しました。昨年のドイツのエネルギー事情は、再エネを中心に歴史的な記録尽くしの1年となりました。このレポートからドイツの現状を見ていきましょう。 続きを読む

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  • ベストミックスは誰のため?

    「ベストミックス」もしくは「エネルギーミックス」の議論が佳境に入っています。エネルギーミックスとは発電電力量におけるエネルギー源の配分(すなわち電源構成)のことを示します。一方、ベストミックスはよく「最適な電源構成」などと説明されます。しかし海外文献を調査するとわかるのですが、実は海外のエネルギー政策に関する議論では、energy mixという表現はよく使われるものの、best mix という表現はほとんど登場しません1続きを読む

  • 日本に再エネの志はありや?

    前回までに「バックアップ電源」や「ベースロード電源」に関する誤解と神話を解体してきましたが、その間、政府では電源構成(エネルギーミックス)に関する議論が急速に進んでいます。具体的には、4月28日に経済産業省の第8回長期エネルギー需給見通し小委員会(以下、需給見通し小委)で、2030年の日本の電源構成(エネルギーミックス)に関する案が発表されました。 続きを読む

  • バックアップ電源以外の選択肢

    今回から数回に亘り、ここ数ヶ月の間に政府審議会などで集中的に議論されている再生可能エネルギー(以下、再エネ)政策関係について論じて行きたいと思います。 続きを読む